2022/03/03

空の緑 人物紹介 4

 テオの関係者達  部別


第1部

アントニオ・バルデス

ヴェルデ・ティエラのメスティーソ。
オルガ・グランデ最大の金鉱石採掘企業エンジェル鉱石のミカエル・アンゲルス社長をネズミの神像を使って呪殺して会社を乗っ取った。彼なりの理由は、従業員を人並みに扱わない白人社長の排除と労働者待遇の改善が目的。
根っからのセルバ人なので大統領警護隊は畏怖の対象であり、逆らわない。


リコ

ヴェルデ・ティエラのメスティーソ。バルデスの命令でパシリをしていた地元のヤクザ。
テオとケツァル少佐をバルデスの下に呼び込んでしまい、バルデスの怒りを恐れて少佐に保護を求めた。
現在はオルガ・グランデ陸軍基地の車両部で軍属として働いている。
テオを命の恩人と考え、細やかながら手助けをする。


マリア・アルメイダ

ヴェルデ・ティエラのメスティーソ。 アンゲルスの屋敷で女中として働いている時にネズミの神像に近づいて呪いのとばっちりを受けてしまう。
ケツァル少佐からママコナのネックレスをもらって病気が治る。


ヘイズ

アメリカにある某私立大学の考古学者。
趣味でメルカトル博物館を所有・経営している。


リオッタ

グラダ大学に勤務していたイタリア人考古学者。
オクタカス遺跡で作業員から聞いたボラーチョ村の謎を追求しようとして、”砂の民”に粛清された。


マーベリック

アメリカ人考古学者。
オクタカス遺跡で何故かフランスの発掘隊の指揮を執っていた。
”風の刃の審判”事故で負傷。発掘作業を断念せざるを得なくなった。


ニート

ヴェルデ・シエロの少年。 恐らくオクターリャ族。
テオが彼に出会ったのは所在不明のジャングルの奥地で、時代はJ・F・ケネディがまだ大統領選を戦っている時だった。


クルーニー

テオの護衛。シュライプマイヤーの相棒。


ディエゴ・カンパロ

反政府ゲリラ”赤い森”のリーダー。
ミックスのヴェルデ・シエロだが、能力はほとんどない。
テオを誘拐したり、ロホをナイフで刺して瀕死の重傷を負わせたりで、ステファンに狙撃され、ケツァル少佐からアサルトライフルの銃弾を滅多撃ちされた。


カメル

ヴェルデ・ティエラのメスティーソ。 陸軍特殊部隊軍曹。
カルロ・ステファンと共に特殊任務を帯びてアメリカに潜入したが、メルカトル博物館で突然ステファンを暗殺しようとして失敗。警察官に銃を向けたために射殺された。


エドガルド・ファルコ

大統領警護隊司令部所属 外務省へ出向している。 駐米セルバ共和国大使館付き武官。少佐。
ブーカ族。 妻帯者。


リギア・フナイ

駐米セルバ共和国大使館勤務 理事官。
ヴェルデ・シエロ系メスティーソ。


パルトロメ・イグレシアス

白人。 内務大臣。


マリオ・イグレシアス

白人。 建設大臣。 パルトロメの弟。
ケツァル少佐に片思いをして何度ふられても諦めずにデートに誘う。
(一応ストーカーではない。)
セニョール・シショカの雇い主。


エウセビーオ・シャベス

ヴェルデ・ティエラのメスティーソ。
陸軍特殊部隊軍曹。 内務省の命令で亡命者の運転手兼護衛を務めた。
ヴェルデ・シエロの内紛に巻き込まれ負傷した。現況は不明。


シュカワラスキ・マナ

純血グラダの男性。イェンテ・グラダ村の生き残り。
ケツァル少佐とカルロ・ステファンの父。


ウナガン・ケツァル

半グラダの女性。 イェンテ・グラダ村の生き残り。
ケツァル少佐の母。


ニシト・メナク

半グラダの男性。 イェンテ・グラダ村の生き残り。
ウナガンの夫。


エルネンツォ・スワレ

ブーカ族。 砂の民。


トゥパル・スワレ

ブーカ族。 長老会の重鎮。 エルネンツォの弟。


アデリナ・キルマ

ブーカ族。 陸軍特殊部隊第17分隊隊長 中尉。
シャベス軍曹の直属の上官。 
ステファンが彼女を「巨乳ちゃん」と呼んでケツァル少佐に消しゴムを投げつけられた。


グリュイエ

ブーカ族。 大統領警護隊 少尉。
文化保護担当部に配属されることが決まったその日にバス事故に巻き込まれ、市民を助けて殉職した。 享年18歳(推定) 大統領警護隊地下神殿の”名誉の殉職者”に列されている。


長老会の人々

仮面を装着しているので身元不明。
一人は女性である。


ファビオ・キロス

ブーカ族。 大統領警護隊遊撃班所属中尉。


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第11部  紅い水晶     21

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