2022/02/26

空の緑 用語集 6

 部族


1. グラダ

ヴェルデ・シエロの中で最も強い力を持っていた部族。
古代の大神官と大巫女ママコナは、グラダ族から輩出されていたが、力が強大な分繁殖力が弱く絶滅した。
大神官級の男性はコロシアム並の建造物を気の爆裂で一瞬にして破壊出来る。
ハリケーンなどの自然災害から国土を守る力も持っていたと言われている。
大巫女ママコナは予知能力を持っていたと伝えられている。
男のグラダ族のナワルは黒いジャガーである。
セルバ共和国の首都グラダ・シティはこの部族の名前から来ている。


2. ブーカ

ヴェルデ・シエロの中で最も人口が多い部族。
穏やかな性格の部族で古代はグラダ族の補佐をしていた様だ。
現在は政治や軍事の世界に子孫を紛れ込ませ、セルバ共和国の事実上の支配者となっている。
祭祀を司どる家系や、政治家の家系 などは貴族と呼ばれている。
部族間ミックスのヴェルデ・シエロの多くはブーカ族の血が流れていると言っても過言ではない。
植民地時代より前に権力闘争があり、敗れた一族が西海岸地方へ移住した。彼等は、オエステ・ブーカ(西のブーカ)と呼ばれ、政治ではなく農耕に従事している。
空間通路を見つけるのが上手だと言う定評がある。


3. オクターリャ

極めて人口が少なく、殆ど登場しない。
時間跳躍が得意なので、平和な時代に移住したと”ヴェルデ・シエロ”界では考えられている。


4. サスコシ

セルバ共和国第3の都市アスクラカン周辺の農村地帯に拠点を置く部族。
単一部族を重んじる純血至上主義者が多いが、開放的な家系は経済的にかなり成功している。セルバ共和国で有数の富豪一族サンシエラはサスコシ系のメスティーソで、支流にミゲール家がある。


5. マスケゴ

人口が少なくメスティーソが多いが、純血種に純血至上主義者が目立つ。ただ、サスコシ族の純血至上主義者に比べると複数部族のミックスは認めている。主に西部高地に居住していたが、現在は国内に散逸している。力は前述4部族ほど強くないが、”操心”は得意。


6. カイナ

農耕を主とする一次産業に就いている人が多い。
あまり超能力が強くないので、軍隊に入る人は少ない。
ナワルは前述5部族がジャガーであるのに対し、カイナ族はオセロットと言われている。
マスケゴ同様に西部高地を拠点としていたが、現在は全国に散逸している。


7. グワマナ

セルバ共和国東海岸南部地方を拠点とする部族。 
穏やかな性格で力も強くない。ナワルはマーゲイが多い。
漁民が多く、ゲンテデマ(海の民ゲンテ・デル・マール)と自らを称する。
穏やかで力も弱い為にヴェルデ・ティエラの社会に溶け込み、ティエラは彼等をガマナ族と呼ぶ。


8. ヴェルデ・ティエラの部族

オルガ族
アカチャ族
アケチャ族
その他


9. 砂の民

部族ではなく、ヴェルデ・シエロの存在を異人種に知られないように闇の世界で活動する人々。部族はバラバラだが、選考基準はナワルがピューマであること。
所謂「殺し屋」。
大統領警護隊に匹敵する情報網を持っている。”耳”と”目”と呼ばれる情報収集を司どる”ティエラ”を各自持っており、”耳”と”目”は自分達が操られているとは知らずに情報を集め、”砂の民”に報告する。無報酬だが、”砂の民”の守護を受けているので身の安全は保障される。





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