テオの関係者達 部別
第5部
アーロン・カタラーニ
イタリア系メスティーソ。 グラダ大学大学院生物学部遺伝子工学専攻。テオの研究室の助手。
イサベラ・ガルドス
スペイン系メスティーソ。 グラダ大学大学院医学部遺伝病理学専攻。アリアナ・オズボーンの教え子でテオの教室に通っている。
マリア・センディーノ
白人。 サン・セレスト村の診療所の医師。
夫に先立たれ、子供達はグラダ・シティへ出ているので、一人暮らし。テオと2人の院生の面倒を見てくれた。
カロリス・キロス
ブーカ族。 大統領警護隊太平洋警備室指揮官中佐。
3年間謎の鬱病状態で業務放棄の状態が続いていた。
彼女の部下への片恋が事件を引き起こし、さらにテオが記憶を失ったエル・ティティのバス事故の原因を作った。
事件解決後、中佐の地位を保ったまま退役した。
ホセ・ガルソン
ブーカ族。 大統領警護隊太平洋警備室指揮副官、大尉。
オエステ・ブーカと呼ばれるオルガ・グランデに住み着いた部族。
キロス中佐の回復を信じ、本部には彼女は健康だと嘘の報告を続けていたが、カルロ・ステファンが転属してきたことにより、嘘がバレた。テオとステファンと共にキロス中佐の異常の原因を探った。
事件解決後、虚偽報告と職務怠慢を咎められ、本部警備班車両部に転属、中尉に降格となった。 アカチャ族(ヴェルデ・ティエラ)の妻と2人の子供達は転属となった彼について来てくれた。
ルカ・パエス
ブーカ族。 大統領警護隊太平洋警備室所属中尉。
オエステ・ブーカ出身。
無骨な男だが、キロス中佐には忠実だった。
ガルソンと共に本部に嘘をつき続けた為に、事件解決後、北部国境警備隊に転属、少尉に降格された。アカチャ族の妻と妻の連れ子がその後どうしたのかは不明。
ブリサ・フレータ
カイナ族。 大統領警護隊太平洋警備室所属少尉。
着任後10年近くひたすら厨房係として勤務した。
ガルソン、パエスと共に本部に嘘を突き通したが、一番格下だったので、事件解決後降格はなし。南部国境警備隊に転属となり、厨房係(収容される密入国者の世話もある)で頑張っている。
ホセ・ラバル
マスケゴ族とカイナ族のハーフ。 大統領警護隊太平洋警備室少尉。
25年間少尉のまま、港の警備に当たっていた。
同性愛者で、アスクラカンで恋人と会っているところをキロス中佐に目撃され、非難された。中佐と口論になり、事件の発端となる大罪の当事者となってしまった。
事件解決後、大統領警護隊本部地下の牢獄で終身禁固刑に処せられた。
アダン・エルムス
白人。 アンゲルス鉱石、ポルト・マロン営業所所長。
テオが抱いた印象ではレイシスト。
ホセ・バルタサール
アカチャ族の男性。 アンゲルス鉱石、ポルト・マロン営業所現場監督。
3年前アンゲルス鉱石(当時はエンジェル鉱石)が従業員の血液をアメリカ人に売却した情報をラバル少尉に内部告発した。
バルセル
白人。 エンジェル鉱石で産業医をしていた。
エンジェル鉱石とアメリカ国立遺伝病理学研究所の仲介をしたと考えられている。
エル・ティティのバス事故で死亡。
ディンゴ・パジェ
サスコシ族。 アスクラカンに住む純血至上主義者の家系の息子。
ホセ・ラバルの恋人。
ラバルとの逢瀬をキロス中佐に目撃され、口論となった。
気の爆裂で彼女を打ちのめしてしまい、大罪を犯したことに恐れ慄く。
彼女の要求を受け入れ、車で路線バスを追いかけたが・・・
ミラネス
ヴェルデ・ティエラのメスティーソ。
オルガ・グランデ市役所文化財保護課の職員。
テオとケツァル少佐は”砂の民”が使う情報収集係”目”か”耳”だと疑うが、ケサダ教授は「ただの市役所の職員」と言い張った。
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